【土質試験】2級土木 1次検定集中講座 

2級土木1次検定集中講座

みなさんこんにちは!土木作業員のっちです!

試験勉強は進んでいるでしょうか?この記事では【土質試験】の問題を集中して攻略していきます。

様々な種類の【土質試験】があってその結果がどのように利用されるのか解りにくい部分だと思いますが、何問か集中して解いていくことで理解が深まると思いますので頑張っていきましょう!

 

1問目

問 題

・土質試験における「試験名」とその「試験結果の利用」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。

      [試験名]        [試験結果の利用]

1 砂置換法による土の密度試験・地盤改良工法の設計

2 ポータブルコーン貫入試験・・建設機械の走行性の判定

3 土の一軸圧縮試験・・・・・・原地盤の支持力の推定

4 コンシステンシー試験・・・盛土材料の適否の判断

 正解は・・・

【 1 】です!

では解説していきます。

「砂置換法による土の密度試験」は原位置試験で、その結果は土の締固めの良否の判定に使われます。試験のために掘り出した土の質量と、その掘られた穴に充填した砂の質量から体積を求め、原位置の土の密度を求めます。

問題にある「地盤改良工法の設計」に使われるのは「ボーリング孔を利用した透水試験」で、地盤の透水性を求めるものです。土の「密度」「透水性」は直接関係はしませんから、この組み合わせが適当でないものとなりますね。

 

続いて【 2 】です。 「ポータブルコーン貫入試験」は、建設機械の走行性(トラフィカビリティ)の判定に用いられます。原位置でコーンを貫入させる試験で地盤の性質(硬軟)を調べます。

詳しくは、土木施工管理技士試験対策  重要ワード解説 【トラフィカビリティ】 の記事をご覧ください。

次に【 3 】です。 「土の一軸圧縮試験」は土のせん断強さを求める試験で、原地盤の支持力の推定に用いられます。

成形した原地盤の粘性土などを上下方向に圧縮し、変形の仕方などから強度・安定性・支持力を推定する試験です。

最後は【 4 】です。 土のコンシステンシーとは土の硬軟の程度を表す指標で、含水比の大小により左右されます。盛土材料の適否の判断には適切な試験と言えます。

よって【 1 】が正答ということになります。 

2問目

問 題

・土質試験における「試験名」とその「試験結果の利用」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。

  「試験名」          「試験結果の利用」

1 標準貫入試験・・・・・・・・・・地盤の透水性の判定

2 砂置換法による土の密度試験・・・土の締固め管理

3 ポータブルコーン貫入試験・・・建設機械の走行性の判定

4 ボーリング孔を利用した透水試験・地盤改良工法の設計

さてどうでしょう?

一問目と被る内容もあるので考える手がかりのなりますね。

正解は 【 1 】 です!

では解説していきます。

1の「標準貫入試験」とは、地盤の支持力を判定に利用される「N値」を測定する試験です。

他には「地層の判別」「内部摩擦角の推定」「液状化の判定」などに利用されます。

要するに「地盤の固さ」を測定する試験なので「透水性」とは直接関係ありません。

よって【 1 】は適当でないということになります。

続いて【 2 】と【 3 】については、1問目での解説の通りで適当であると言えます。

同じく【 4 】も1問目で解説しましたが、「ボーリング孔を利用しての透水試験」は透水性の良否を測定し地盤改良が必要かどうかを判断する試験となっているので適当であると言えます。

3問目

問 題

・土質試験における「試験名」とその「試験結果の利用」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。

   「試験名」      「試験結果の利用」

1 土の一軸圧縮試験・・・・・支持力の推定

2 土の液性限界塑性限界試験・盛土材料の適否の判断

3 土の圧密試験・・・・・・・粘性土地盤の沈下量の推定

4 CBR試験・・・・・・・・・岩の分類の判断

さて、1問目・2問目でやってきた事を踏まえて考えてみましょう。

【 1 】の「土の一軸圧縮試験」ですが、土のせん断強さを求める試験でしたね。そしてその試験結果は、盛土及び構造物の安定性の検討や支持力の推定に用いられます。よって適当であると言えます。

【 2 】は「土の液性限界・塑性限界試験」です。初めて出てきた試験名ですが、実は1問目に出てきた「コンシステンシー試験」の別名です。前述の通り、土の硬軟の程度を測定する試験で、盛土材料の適否の判断には適切な試験ですので適当であると言えます。

【 3 】の「土の圧密試験」は、土の力学的性質の1つである圧密特性(沈下量と沈下時間との関係)を求める室内試験です。粘性土地盤の沈下量の推定に適した試験ですね。

【 4 】は「CBR試験」です。主に道路の設計の時に路床支持力を測定するのに利用されます。ですので、問題にある「岩の分類の判断」には利用されません。

以上の解説の通り、【 4 】の組合せが適当でないということになります。

4問目

問題はこれで最後になります。3問目までの内容が解っていれば簡単な問題ですのでリラックスして解いてみましょう!

問 題

・土質試験における「試験名」とその「試験結果の利用」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。

  「試験名」          「試験結果の利用」

1 土の圧密試験・・・・・・・・・・粘性土地盤の沈下量の推定

2 ボーリング孔を利用した透水試験・土工機械の選定

3 土の一軸圧縮試験・・・・・・・・支持力の推定

4 コンシステンシー試験・・・・・・盛土材料の選定

土の圧密試験と沈下量の推定、一軸圧縮試験と支持力の推定、コンシステンシー試験と盛土材料。これらの組合せは正しそうですね。そして【 2 】の透水試験はその名の通り透水性を調べる試験で、土工機械の選定(トラフィカビリティの判定)をするのには「ポータブルコーン貫入試験」が用いられます。

この【 2 】が適当でない組合せということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?【土質試験】の問題は序盤で必ず出題される問題です。これを自信を持って回答することができれば、その後の問題にも良い感じで取り組めると思います。

まずは一つか二つ、確実に試験の名称と用途を覚えましょう!そうすれば消去法でも正答率を上げられるはずです!

私は、今日も試験に向けて勉強しているあなたを応援しています!毎日少しでも頑張りましょう!

ではまた別の記事でお会いしましょう!

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