んにちは!土木作業員のっちです!
土木施工管理技士試験に向けて勉強する皆様へ、試験に出る重要ワードを解説していきます。
今回のワードは【コールドジョイント】です。
よく出題されるワードですが、特に1級では重要視されていると思います。
実際の施工現場でもこれに気を付けないとコンクリートの品質・強度に影響しますのでしっかり覚えておきましょう!
コールドジョイントとは?
【コールドジョイント】とは、「先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が完全に一体化していない継ぎ目」の事を言います。
【コールドジョイント】の発生原因
・長時間の打ち重ね時間
・不適切な締固め
打ち込んだコンクリートは時間の経過と共に凝結硬化していきます。その時間が長い程【コールドジョイント】発生のリスクが増大します。
先に打ち込んだコンクリートが硬化していない状態で打設した場合でも、下層のコンクリートが水平に打ち込まれていないとバイブレータでの締固め不良が起こります。
コールドジョイントの発生を防止するには
【コールドジョイント】を防ぐためには以下の対策を施します。
・ 打ち重ね時間を短縮する
外気温25℃未満の場合には2.5時間以内、25℃以上の場合は2時間以内と標準の打設時間が定められています。
施工現場によって条件は異なりますが、適切な打設時間内で打ち終えるようにしましょう。
・ 適切な打設を行う
先に打ち込んだ下層のコンクリートにはバイブレータを約10cm垂直に挿入し締固めます。
上層・下層のコンクリートが完全に一体化するように振動を加えることでコールドジョイントの発生は防止できます。
また、挿入間隔も50cm以下にして締固めにムラがないように締固めしましょう。
まとめ
【コールドジョイント】の発生はコンクリートの強度・水密性の低下、鉄筋の腐食の原因になる恐れがあります。
試験では「適切な打設時間」「締固めの留意点」「発生原因」「発生による影響」等が出題されます。
出題頻度はかなり高いのでしっかり覚えましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます。今後も皆さんの試験勉強に役立つ記事を投稿していきますのでよろしくお願いいたします。
ではまた、別の記事でお会いしましょう!
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